【調整】
ドアの厚みによって引き足の交換やドライバーのカットが必要です。梱包状態は、対応扉厚28～40mmになっています。

引き足は、短い方のものが取り付けて出荷されてます。ドアの厚みが大きければ、同梱の長い方の「引き足」と交換する必要があります。
また、このTTX・TXタイプのシリンダーが取り付けてあるものには、
(1)ドアの厚みが、薄いもの
(2)ドアの厚みが大きいもの
(3)エスカッション(長座がついたもの=下の写真)の上の乗った形で取り付けるもの
などさまざまです。
したがって、現場で、調整していまきしょう。

このタイプの玄関錠は、高性能シリンダーに交換する場合、KABA STAR交換用シリンダーのみ対応(交換)できます。
この場合は次のようにドアの厚みを確認してください。

(1)左の写真の下のようなシリンダーの場合
エスカッション(長座がついたもの)の上からシリンダーを取り付けなければなりません。よってこの長座分の厚みをドアの厚みに加算したものをドアの厚みとみなす必要があります。
ただ、シリンダーをこの長座にセットした場合、ややくぼんでいるため全て、長座の厚み分をドアの厚みに合算せず、 「（ドアの厚みに加算する長さ）＝（長座の厚み）－（くぼみ分）」となります。

(2)左の写真の上のシリンダー場合
エスカッション(長座など)がないので、直接ドア面に接するためドアの厚みは、正味の厚みと判断して下さい。
ただし、エスカッション(長座など)が付いている場合は、前述(1)のように「（ドアの厚みに加算する長さ）＝（長座の厚み）－（くぼみ分）」となります。

【1】
引き足は、ドアの厚みに応じて取替えます。既存シリンダーの引き足が長い場合は、取替えましょう。(出荷時は、短い引き足が取り付けてあります。)
引き足の先端に切込みがありますので、マイナスドライバーでゆるめましょう。この引き足は、この時点では、外さないでかまいません。
次に、上下のビスを取り外しましょう。

【2】
丸い座金が外れました。引き足とドライバーも同時に外れます。
引き足の中央部分を握って座金の裏のビスを取り外すと簡単に外れます。

【3】
長い方の引き足を組み立てていきます。ドライバーを使って座金の裏面のビスから取りつけていきます。

【1】
丸い座金の中央にあるドライバーをカットします。

【2】
切れのいいペンチでカットしますが、最初は、少し長く切ってみましょう。非常に固いので、グラインダーで削っていってもいいですね。